【G1考察】2025年 宝塚記念 予想

レース予想

【 当日コンディション予測】

週中にもまとまった雨量を計測し、土曜日開催も雨の中開催され重馬場。日曜日は雨も止む予報になっていますので、重馬場スタートでどこまで馬場が回復するのか?と言うところです。少なくとも突然のスコールなどが無いかぎり更に悪化し不良などにはならず、重馬場から稍重開催になると想定します。
トラックバイアスですが、極端な有利不利は出ないと想定します。開催4日目なので通常であれば内有利ではありますが、土曜日の雨開催からの回復待ちなので内は多少マイナスではあると思われます。また緩い馬場になるのでキックバックが激しくなるので馬込みに入れてレースを運びたい馬にはやや不利になるでしょう。


【 阪神芝2200mのコースプロファイル】

阪神芝2200mは持久力と立ち回り力が要求される特殊な中距離コースです。

▶コース形状の特徴

  • スタート直後は下り坂 → テンの3ハロンが速くなりやすい
  • 1コーナーまで525m → 逃げ先行の争いが起きやすい
  • 内回りコース使用 → コーナー半径がきつく、外を回されると距離ロス大(特に3・4コーナー)
  • 直線356mに急坂あり → 最後の最後に“底力”が試される

▶脚質・血統・求められる能力

  • 内〜中枠(2枠・5枠)が好成績
  • 脚質は「逃げ>先行>差し>追込」の順
  • 差しが届くにはロングスパート性能が必要(上がり33秒台ではなく34〜35秒台)
  • キズナ・ハーツクライ・ドゥラメンテ・レイデオロ・エピファネイアで牡馬優勢

【宝塚記念のレースプロファイル】

宝塚記念は、通常6月末の阪神芝2200mで行われるGⅠ。梅雨時期の馬場・スタミナを問われるコース・展開が特徴で、単純な瞬発力勝負では勝てないのがこのレースの本質です。

▶宝塚記念の基本構造

  • グランプリらしく流れは速くなりやすい:前傾ラップが基本
  • 馬場コンディションに左右されやすい
  • 持久力と坂対応が不可欠:最後の急坂で止まらない底力が重要
  • 差しも届くが前が強い:展開を自ら作れる逃げ・先行が有利
  • 血統傾向はステイゴールド系・欧州型スタミナ血統が好相性

▶構造的に求められる能力

  • コーナーワークが得意である事(直線が長いコースでの末脚型はマイナス)
  • 中盤も緩まないペースのレースで上がり34秒台で差せる脚
  • 自身でレースが作れる逃げ・先行馬
  • 非主流ではあるがG1であるので総合力は必要

【展開予想と最終結論】

展開予想

メイショウタバルが逃げ馬の筆頭ではありますが、前走のドバイターフではシャドーロールを初めて装着し、今までにない暴走ではない逃げができました。メイショウタバルが逃げる可能性が1番高いですが、リビアングラスも先行力があり、この中では能力としては下ですので思い切った逃げを打つ可能性もあります。有力馬の一頭であるベラジオオペラも最内である事からある程度出していく事が考えられます。

先頭集団の次の集団はドゥレッツァ、ローシャムパーク、プラダリア、チャックネイト、ヨーホーレイク、ジューンテイク、ロードデルレイで構成されます。ヨーホーレイクはゲートの問題がありもう少し後ろになる可能性があります。ローシャムパークはかなり乗りづらい馬で池添Jが負傷で現在鞍上未定。大きな出遅れや、制御できずポジションが不安定になるリスクがあります。ドゥレッツァは鞍上の乗り替わり、うちのベラジオオペラに釣られて出てしまう可能性があり従来のリズムと違う道中になります。ロードデルレイもある程度の位置は取ると思われますが、川田Jの騎乗時は明らかに脚を溜める形をとるのでやや後方になると思われます。

後方グループですが、ロードデルレイの後ろをレガレイア。シュヴァリエローズ。ボルドグフーシュが続き、アーバンシック、ソールオリエンス、ジャスティンパレス、ショウナンラプンタが続きます。

◎本命:レガレイラ(8枠17番)

構造創出型(総合力+持続性能)

有馬記念では先行して抜け出す横綱競馬。
2400m級の大舞台で「持続+立ち回り力」を両立して勝ち切った能力は、
まさに宝塚記念の構造に合致。
外枠からスムーズな発進が叶えば、世代最強牝馬が“王道構造”を創出する。


○対抗:ベラジオオペラ(1枠1番)

構造適応型(立ち回り+総合スピード)

大阪杯の完勝劇は、先行力・瞬発力・立ち回りの総合バランスが光った。
開幕週の内枠を活かし、ある程度の位置を取りつつ、馬場の回復にも対応可能。
ロスのない競馬で展開に順応できれば、先行押し切りの再現も。


▲単穴:ドゥレッツァ(4枠7番)

構造適応型(底力+変則ラップ耐性)

菊花賞勝ち馬の底力は本物。
不安材料は乗り替わりと、ベラジオオペラの内枠に釣られての前進。
従来の“溜めて伸ばす”リズムを保てれば突き抜けも。
中距離への再転戦で真価問われる。


△連下:メイショウタバル(2枠3番)

構造破壊型(先行特化+主導力)

ドバイ帰りで距離延長の今回は試金石。
だが、阪神2200mはテンが緩めば“制圧型の逃げ”が成立する舞台。
タバルが気分よく行ければ、馬場悪化を味方にそのまま押し切るシナリオも浮上。


△連下:ロードデルレイ(6枠11番)

構造適応型(中団待機+スイッチ型)

京都記念のように、溜めて溜めて直線一閃が真骨頂。
川田騎手は脚を溜める競馬に徹するはずで、展開利があれば突っ込みも。
外からプレッシャーを受けない位置での脚温存が条件。


⭐︎穴推奨:ボルドグフーシュ(3枠6番)

構造柔軟型(消耗戦+地力型差し)

持続ラップ向きの構造を持つが、勝ち切れないジレンマと常に同居。
それでも阪神内回り+タフ馬場+ハイラップなら、彼の「条件戦」が揃う。
雨の残る稍重想定で「溜めて突っ込む」ラスト一冠の可能性。

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