【G3考察】七夕賞 2025年 レースプロファイル 出走馬プロファイル一覧

レース予想

🏞 福島芝2000m コースプロファイル

項目概要
特徴小回り・坂あり・直線短め(292m)
スタート後約500m下り坂→登り→1・2コーナー
3〜4コーナースパイラルカーブで加速、内枠有利
直線上り坂含む短直線、立ち回り力が重要
有利脚質基本は先行〜好位差し、逃げ残り例もあり
不利条件外を回す差し・追込は展開次第で届かず、長く脚を使う持続型向き
枠順傾向内枠有利だが、差し優勢時は中〜外枠の好位勢にもチャンスあり

🧭 七夕賞 2020〜2024|共通構造プロファイル

項目評価内容
ラップ構造毎年テンから淀みない流れとなる前傾消耗戦の傾向が強く、かつ直線にかけて持久力を問う展開が多発。極端な瞬発戦にはなりにくい構造。
馬場傾向梅雨時期の開催で、荒れた内と水分を含んだ重めの芝が常態化。とくにコース替わりや降雨後の開催では「内荒れ・外伸び」が顕著。馬場読みが鍵を握る。
勝ち筋基本は「中団~好位差し」が主力。道中で外目を選び、4角で馬場のいいラインを通って伸びる馬が好走傾向。直線一気の追い込み型は届きづらい
血統構造好走馬の多くは「欧州型スタミナ血統 × 日本型SS系スピード」という融合構造が中心。
特に目立つのが以下の2パターン:
① 欧州型ミスプロ系(Kingmambo系)主軸(キングカメハメハ、ルーラーシップなど)
② 欧州型ND系+米国型持久力のハイブリッド(Makfi、ハービンジャーなど)
→ 単純な日本型瞬発力血統(ディープ系単独)や、欧州型ロベルト単調型(スクリーンヒーローなど)は【展開依存度が高い】
騎手評価馬場の読み × 道中位置取り × 直線での外選択」がセットで必要。特に4角で内に閉じ込められると敗因に直結。馬場判断と瞬時の進路選択力が成績に直結するレース

🧠 七夕賞 直近5年(2020〜2024)構造比較・血統傾向

年度馬場ラップ構造展開構造勝ち筋血統傾向(最新)
2024良 / 外差し確定超前傾中団〜外差し差し型日本型SS×米欧融合(ディープ×AP Indy / 欧州型)
2023良 / 内荒れ進行イーブン〜加速好位差し馬場読み型日本型SS×欧州型スタミナ(Roberto, Nijinsky, Lyphard, トニービン等)
2022良 / 高速前傾持続中団〜好位差し持続差し欧州型スタミナ×日本型SS(Sadler’s Wells, トニービン, ディープ等)
2021稍重 / 内前有利前傾+消耗逃げ・番手粘り先行欧州型スタミナ(独血統・Nijinsky)×日本型SS補完構造
2020重 / 超タフ前傾+消耗差し+外伸び中団差し欧州型スタミナ×日本型SS+米国スピード補完(ステイゴールド・ディープ・キンカメ・ルーラー)

七夕賞2025|想定ラップ(12.3 – 11.1 – 11.2 – 12.0 – 12.1 – 12.0 – 11.9 – 11.9 – 11.6 – 11.9)


パターン①:前傾ラップに巻き込まれても残せるタイプ(逃げ~先行型)

  • 位置取り:逃げ or 2~5番手の好位
  • 追走ラップ:前半3F=34.4〜34.8秒で先行
  • 上がり3F:35.0〜36.2秒で踏ん張り切る
  • 典型例
    • 馬券圏内に残すには 前半で無理なく好位につけ、かつバテずに踏ん張るスタミナと粘着力 が必要
    • 例年で言えば2020年クレッシェンドラヴ(先行粘り型)や2023年セイウンハーデスなど

求められる資質:

  • スピード持続力+立ち回り能力
  • 内枠でロスなく運ぶ競馬経験、もしくは小回り2000mでの先行押し切り実績
  • 坂やペース変化への対応力(=底力)

パターン②:持続戦ラップを中団で受け止め、長く脚を使って差し切れるタイプ

  • 位置取り:中団やや前(6~9番手)
  • 追走ラップ:自身の前半3F=35.3~35.7秒程度
  • 上がり3F:33.9〜34.5秒で差し切り(レースのラスト11.6〜11.9に乗じる)
  • 典型例
    • 2022年エヒトのような、道中無理なく追走しつつ終いで伸び切れる馬
    • 上がり勝負の瞬発戦ではなく、長く脚を使う持続型差し馬が理想

求められる資質:

  • 持続力型の末脚(トップスピードよりも長く脚を使えるタイプ)
  • 2000m前後での速い流れからの差し実績
  • ある程度の位置を取れる機動力(4角10番手以下は割引)

不利な馬プロファイル

  • 完全な後傾瞬発戦しか好走歴がない馬
    • → 七夕賞のような「テン速く、中間緩まない」流れでは脚が溜まらない
  • 極端な追込脚質
    • → 直線が短く届きづらい(特に良馬場)
  • 34秒台での追走経験がない or スピード持続戦の中でバテている馬
    • → 距離実績があってもラップ構造がズレると苦しい

展開予想まとめ

パターン好走イメージポイント評価対象
① 前受け型34秒台を先行追走→上がり35〜36秒前半で粘る持続ラップで前に行けて粘れる脚質逃げ・好位先行型で2000m好走歴ある馬
② 差し型中団から35秒台で追走→上がり34秒前後で差すスピード持続戦対応型の差し馬小回り2000m or ローカル重賞で差し届いた経験

七夕賞 2025年 構造マッチング・最終評価

馬名タイプ構造適性コメント
ドゥラドーレス瞬発差し型❌ズレ大広いコース向き、テン速対応不可
コスモフリーゲン前受け持続型◎理想型七夕賞の勝ち筋に完全一致
シリウスコルト前受け型(耐久やや不安)△微妙福島記念のバテ懸念あり
ニシノレヴナント後方差し型(極端)×ズレ大展開依存すぎて信用低い
シルトホルン柔軟型(先差自在)○適合安定した持続力+順応性
バラジ中団差し型(持続特化)○高評価福島民報杯と構造一致
リフレーミング差し型(位置不安)△限定型去年好走も展開頼み
セブンマジシャン差し型(軽量補正)△〜○54kgが効けば浮上可能
ドラゴンヘッド差し型(軽量+福島実績)○展開次第前走同条件3着あり
マテンロウオリオン瞬発型差し馬×ズレ大瞬発戦特化、スタミナ不安
オニャンコポン瞬発型(距離不安)×ズレ大構造不一致+位置リスク
ダンテスヴュー前受け持続型(好例多数)○高評価福島民報杯2回好走の再現性
パラレルヴィジョン中団型(持続力やや不安)△〜×中山金杯以外は構造ズレ傾向
ギャラクシーナイト差し型(展開依存強い)×ズレ大中山金杯以外はテン対応不能
ショウナンマグマ前向きだがスタミナ不足型×ズレ大持続力勝負に全く向かない

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