Goronago Horse Racing の予想とは?

コラム・理論

競馬は長年続けているけど、毎週なんとなく予想して外れてしまう。


そんな経験、ありませんか?

このブログでは、感覚や過去データだけに頼らず、
「構造」でレースを可視化し、競馬を読み解くことを目的としています。

私の予想スタイルは、以下の5つの視点で構成しています:

  1. レースの可視化(コース構造・ラップ・展開傾向の分析)
  2. 競走馬の可視化(血統・育成・戦績によるプロファイル)
  3. マッチング評価(レース構造と馬の適性の照合)
  4. 仮想ラップ構築(仮想通過順+展開パターンの予測)
  5. オッズ乖離の考察(人気と実力の“ズレ”に価値を見出す)

この“5つの柱”を基に、予想精度と妙味の両立を狙います。

① レースの可視化(レースプロファイリング)

レースはコースによって「どんな馬が勝ちやすいか」が決まっている。

この視点では、以下の3つの要素から“そのレースが求める勝ち筋”を構造的に把握する。

• コース形態:距離、コーナーの数、直線の長さ、坂の有無、左右回りなど

• ラップ傾向:瞬発戦(後傾)/持久戦(イーブン)/消耗戦(前傾)

• 馬場バイアス:開催時期や天候による内外差・脚質差(例:東京開幕週=内前有利)

→ 「この舞台ではどういうタイプが走るか?」を明確にするプロファイリング。


② 競走馬の可視化(馬プロファイリング)

1頭の競走馬が「どういう条件で能力を発揮するか」を可視化する。

• 血統構成:日本型/米国型/欧州型、主流構造と非主流構造の分析

• 育成背景:牧場・厩舎による鍛え方の傾向(例:ノーザン×天栄仕上げ)

• 実績構造:過去に好走した舞台・展開傾向の把握(=再現性の有無)

• 成長・調整状態:年齢、休養明け、斤量変化など

→ 設計図(血統)と実戦構造のズレに注目し、「この馬の構造は何か?」を明らかにする。


③ レースと馬のマッチング評価

①と②を重ね合わせ、「その馬が今回のレース構造に適合しているか」を評価する。

• 舞台適性:レースの求める能力と馬の発揮能力が一致しているか

• 展開適性:想定される流れに対してポジショニングや脚質が合っているか

• 血統×構造の適合度:今回の舞台が、血統的に再現性あるパフォーマンスを引き出す条件か

→ “走る舞台で走れる馬かどうか”を構造的に検証する。


④ 仮想ラップ構築(仮想通過順と展開予測)

そのレースで「どういう隊列・ラップになるか」を再現し、展開を予測する。

• 仮想通過順:先行勢・控え勢・隊列バランスをもとに通過順を仮定

• ペース構造:ハナ争い/中盤の緩急/直線での伸び脚などを予測

• 展開利・展開不利:有利なポジションを取れる馬と、構造を壊せる馬を見抜く

→ “この展開なら、どの馬が得をするか?”をレース前に仮想ラップとして可視化する。


⑤ オッズ乖離の考察(人気と構造評価のズレ)

市場(ファン・メディア)がどう評価しているかと、自分の構造評価のズレを分析する。

• 過大評価馬:人気はあるが構造的にズレがある(例:展開不利・馬場ズレ)

• 過小評価馬:人気薄だが構造と展開がハマる可能性がある

• 妙味の判断:能力ではなく「構造的な勝ち筋」に基づいた投資判断を行う

→ 単なる人気薄狙いではなく、「構造がハマるのに人気がない馬」に注目する。


特に重視しているのは「構造と現象のズレ」です。

例えば…

  • 展開が向いたのに凡走した馬 → 馬に問題あり
  • 展開が向かずに好走した馬 → 構造を“壊した”能力あり
  • 瞬発戦に適した血統蘇生→実際は持久型のレースばかり使われている

この「コースとレース」、「血統と実績」ズレはありとあらゆる競馬のシーンに登場します。

こうした“ズレ”にこそ、狙い目が隠れていると考えています。

今後はこの理論をもとに、重賞レースや地方競馬も含めて
毎週「構造視点での予想と回顧」を発信していきます。

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