シルクロードステークスGⅢ 2026レースプロファイル

レース予想

レースの骨格

シルクロードSは年別でメンバーレベルや、脚質分布に大きく差があります。レースそのものは京都芝1200mらしく 「位置取り」×「スピード持続」 が基本。ただし年によって勝ち筋がブレる最大要因はシンプルで、

  • 逃げ馬が“どんなラップ構造を作るか”
  • 逃げが単騎か/競り合うか(=先行圧)
  • 当日の外伸び・内伸び(トラックバイアス)

この3つで、勝ち筋が 前(好位)↔ 差し(外差し) に振れます。


年別 過去レースプロファイル

「過去ラップ比較/年別プロファイル/キー馬」を 年ごとに一体化して整理します京都開催2017/2018/2019/2020/2024


2024年:勝ち馬ルガル

1) ラップ構造

  • ラップ:12.1 – 10.4 – 10.9 – 11.2 – 11.3 – 11.8
  • 前半3F:33.4 / 上がり3F:34.3
  • 前後半差:+0.9(前傾寄り)

2) 隊列・決着位置(勝ち筋)

  • 逃げ:テイエムスパーダ(1-1)→失速(14着)
  • 勝ち馬:ルガル(2-2)→ 番手受け押し切り
  • 差し:アグリ(9-9 上がり33.7)も届く

3) 2024年レースプロファイル

  • 「逃げが前傾を作る」→「番手が受けて押し切る」
  • 差しは届くが、勝ち切りは 好位の質

4) 2024年のキー馬

  • テイエムスパーダ:前傾スイッチ(逃げで構造を作る)
  • ルガル:2024型の最適解(番手持続で勝ち切り)
  • アグリ:差しラインが生きる裏付け(中団差し2着)

2020年:勝ち馬アウィルアウェイ

1) ラップ構造

  • ラップ:12.2 – 10.8 – 10.9 – 11.1 – 11.5 – 12.5
  • 前半3F:33.9 / 上がり3F:35.1
  • 前後半差:+1.2(消耗)
  • ラスト1F:12.5(明確に失速)

2) 隊列・決着位置(勝ち筋)

  • 逃げ:モズスーパーフレア(1-1)→粘るが勝ち切れず(4着)
  • 1着:アウィルアウェイ(13-12)
  • 2着:エイティーンガール(16-16)
  • 3着:ナランフレグ(18-18)
    → 後方でも届く=外差し・追込が主戦場

3) 2020年レースプロファイル

  • 「消耗(ラスト失速)×外差し」
  • 位置<末脚 になりやすい

4) 2020年のキー馬

  • モズスーパーフレア:消耗構造の起点(緩みない逃げ)
  • アウィルアウェイ:外差し勝ち切りの象徴
  • エイティーンガール/ナランフレグ:追込まで届く証明

2019年:勝ち馬ダノンスマッシュ

1) ラップ構造

  • ラップ:11.9 – 10.3 – 11.1 – 11.4 – 11.7 – 11.9
  • 前半3F:33.3 / 上がり3F:35.0
  • 前後半差:+1.7(強前傾・消耗最大級)

2) 隊列・決着位置(勝ち筋)

  • 逃げ:セイウンコウセイ(1-1)→崩壊(15着)
  • 1着:ダノンスマッシュ(5-5)→ 中団前で脚を残す差し
  • 2着:エスティタート(14-9 上がり33.9)
  • 3着:ティーハーフ(16-15 上がり33.7)
    → 逃げが壊れて差し台頭。ただし勝ち切りは「中団前」。

3) 2019年レースプロファイル

  • 「強前傾で逃げ崩壊」→差し有利
  • ただし最適解は “追込一気”ではなく、中団で脚を残す差し

4) 2019年のキー馬

  • セイウンコウセイ:崩壊で年型を決定づけた逃げ
  • ダノンスマッシュ:2019の“勝ち筋位置”を体現(5-5)
  • エスティタート/ティーハーフ:差し台頭の裏付け

2018年:勝ち馬ファインニードル

1) ラップ構造

  • ラップ:12.2 – 10.9 – 10.9 – 11.1 – 11.5 – 11.7
  • 前半3F:34.0 / 上がり3F:34.3
  • 前後半差:+0.3(止まり切らない)

2) 隊列・決着位置(勝ち筋)

  • 逃げ:セイウンコウセイ(1-1)→2着に粘る
  • 1着:ファインニードル(3-2)→ 好位抜け出し
  • 3着:フミノムーン(15-13 上がり33.4)→届くが勝ち切れず

3) 2018年レースプロファイル

  • 単騎逃げが成立すると前が残り、好位が勝ち切る
  • 差しは届くが、勝ち切りゾーンは前

4) 2018年のキー馬

  • セイウンコウセイ:単騎逃げ粘りで前有利を証明
  • ファインニードル:2018型の最適解(好位抜け)
  • フミノムーン:差しの限界線(3着止まり)

2017年:勝ち馬ダンスディレクター

1) ラップ構造

  • ラップ:11.9 – 10.9 – 11.1 – 11.3 – 11.1 – 11.5
  • 前半3F:33.9 / 上がり3F:33.9
  • 前後半差:0.0(均衡)

2) 隊列・決着位置(勝ち筋)

  • 逃げ:ソルヴェイグ(1-1)→6着(上がり34.4)
  • 番手:ネロ(2-2)→11着(上がり34.7)
  • 1着:ダンスディレクター(10-9 上がり33.1)
  • 2着:セイウンコウセイ(3-3 上がり33.6)
    → ラップは均衡なのに、逃げ番手が止まる= 先行の“質”負け

3) 2017年レースプロファイル

  • 均衡でも逃げ番手が止まり得る
  • 勝ち筋は 好位〜中団の質(差し切りも起きる)

4) 2017年のキー馬

  • ソルヴェイグ/ネロ:逃げ番手の失速で「質勝負」へ転換
  • ダンスディレクター:均衡で差し切り=2017型の象徴
  • セイウンコウセイ:好位の質が高ければ残る裏付け

2026予想に使う「実務チェックリスト」

STEP1:逃げ候補の“実数”と“序列”を確定する

  1. 馬柱から **逃げ経験(1角1位/4角1位)**の頻度を確認
  2. 「行きたい馬」を **強/状況/成り行き**に分類
  3. 強が2頭以上なら “競り合い濃厚” と仮置き
    → ここで年型の候補が大きく割れる(2018/2024 ↔ 2019/2020)

STEP2:逃げ馬の“質”(ラップ耐性)を判定する

  • 逃げたレースで 自身の上がり3Fが35.5以上に落ちやすい
  • 逃げ・番手で運んだ時に 最後の1Fで急失速するレースが多い
  • 同距離で 前半が速い流れ(33秒台)でも粘った実績がある
  • 質が高い逃げ=2018/2024側へ
  • 質が低い逃げ=2019/2020側へ(逃げが壊れて差し)

STEP3:先行圧(番手〜好位の圧)

  • 逃げ候補の後ろに 「番手で競りかけられる馬」の頭数と質を確認する
    • 先行圧 低:番手型が少ない(単騎逃げの温存が起きる)
    • 先行圧 中:番手が揃う(2024型になりやすい)
    • 先行圧 高:前が多すぎる(2019/2020型へ)

STEP4:当日のバイアスを“1200mの結果”で即判定する

  • 同日芝1200のレースで
    • 4角位置別(前〜中団〜後方)
    • 伸びたコース取り(内/外)
  • 「外差し連発+タイムが遅い」なら2020型を強く疑う
  • 「前残り連発+タイムが速い」なら2018/2024型を強く疑う

STEP5:年型を決めて“勝ち筋位置ゾーン”で馬を削る

  • 2018型:残すのは 1〜4番手想定
  • 2024型:残すのは 2〜7番手想定
  • 2017型:残すのは 3〜10番手想定(逃げ番手は質が必要)
  • 2020型:残すのは 10番手以降でも可(外差し)
  • 2019型:残すのは 5番手前後〜差し(逃げ番手危険)

STEP6:最後に“上がり性能”で優先順位をつける

  • 想定ゾーン内の馬だけで
    • 上がり33秒台が出せるか
    • 34.0〜34.5で安定するか
  • 2020型なら「後方でも33秒台」を強く評価
  • 2018/2024型なら「好位で34.0前後を維持」を強く評価

最終まとめ:シルクロードS レースプロファイル

1) レースの本質

  • 京都1200は 位置取りが重要。ただしシルクロードSは年によって差しも台頭する。

2) 年型を決めるスイッチ

  • 逃げの形(単騎か競り合いか)
  • 逃げの質(最後まで踏ん張れるか)
  • 当日のバイアス(外差しが刺さるか)

3) 年型と勝ち筋

  • 2018型単騎逃げ成立→前が残る→好位が勝つ
  • 2024型逃げが前傾を作る→強い番手が受けて押し切る
  • 2017型:均衡でも逃げ番手が止まる→好位〜中団の質勝負
  • 2020型消耗+外差し→後方でも届く
  • 2019型強前傾で逃げ崩壊→差し有利だが勝ち切りは中団前

4) 予想の作業手順

  • 逃げ候補の数と序列→逃げの質→先行圧→当日バイアス→年型確定→勝ち筋位置ゾーンで削る→上がり性能で並べ替え

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